2018年 06月 05日
モイス(MOISS)・インタビュー記事掲載
三菱商事建材のモイス(MOISS)をご存じでしょうか。
内装用のモイスNTと構造用のモイスTMの二種類があり、
珪酸カルシウムに、バーミキュライトという鉱物を
加えて形成された板材で、以下のような特徴があります。
・高い調湿機能。
・ホルムアルデヒドの吸着、低減。
・アンモニアなどの吸着、低減。
・ウィルスを吸着、増殖を抑える。
・有害物質が発生しない防火・耐火性能。
・優れた加工性と施工性・・・曲げ加工も可能。
・耐力壁用タイプの面材は、最大壁倍率3.8倍
・土に還る優れたリサイクル素材
・手軽なメンテナンス・・・サンドペーパー等で汚れ落とし
端的に言えば、このモイスをそのまま仕上げ材として張れば、
調湿機能をもった不燃の壁・天井仕上げとなり、
余った端材なども調湿材や保湿材として活用できます。
内装用モイスに構造用面材としての耐力を持たせた
構造用モイスTMは構造用合板の代わりに使用することができます。
これを使用すれば、外壁を金属板で仕上げる場合に、
その上に、直接仕上げることができて、
一般的な構造用合板を使用した場合に必要な不燃下地としての
石膏ボードが必要なくなり、コスト減と工期短縮に対して、
非常に有効な手法となります。
これは、離島などでは非常にメリットのある建材であり、
朝日放送の大改造!!劇的ビフォーアフターでは、
離島物件担当・島の匠として、
八丈島や波照間島のリフォームで使用させて頂きました。
・八丈島 ― 窓を開けてはならない家 2012年7月20日O.A.
また、静岡市の清水銀座商店街の店舗併用住宅のリフォームでは、
防火地域内の木造ということで、すべての壁・天井仕上げで
このモイスを使用しています。
・清水銀座の家― 娘が窓の外で寝る 2005年3月6日O.A.
by atelier-m-archi
| 2018-06-05 00:34
| アトリエMアーキテクツ
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