さだまさしの詩島と母屋棟屋・ひかり井戸断熱開口部

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さだまさしの詩島と母屋棟屋・ひかり井戸断熱開口部。

母屋から見晴らしデッキに上がるための棟屋。

屋根の既存梁とログ壁の間という制約があるため、

この1500×1500の間でしか設置できません。

しかし、大村湾の大パノラマを感じて

気持ちの良い見晴らしデッキを造るには、これしかない。


と同時に、この棟屋にはもう一つ重要な役割があります。

現場検証で、初めて入った母屋の第一印象は、

・・・とっても暗い。。。

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ログハウスは壁工法ですので、どうしてもそうなりがち。

また床・壁・天井が木で覆われているため、

光の反射も少なくなり、より暗く感じます。

さらに広間には不釣り合いの巨大な暖炉が、

一層暗がりを増幅し、圧迫感さえ与えてました。


ここをもっと明るくして、光と風を導き入れたい。

   ↓

屋根から光を取り入れ、その光を広間まで導く。

   ↓

階段・棟屋をひかり井戸と風のみちとしての役割を与える。

   ↓

棟屋の強度とそれだけが唐突に突き出さない形状を考える。

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平屋屋根の上に突き出す棟屋は、当然大村湾の強風を直接受けます。

これを後付けで屋根の上に取り付けるには、

屋根と追加する米松集成梁と棟屋を強固に緊結することが必須。


これにうってつけの材料として、

日頃から静岡で使用している静岡県産杉材の3層構造パネル

Jパネルを使って詩島施設群を補強しようと考えていました。

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_3.html


次は、光の取り入れ方。

開口部を多くすれば光は入りますが、同時に熱も入ってきて、

この狭い棟屋では、夏には熱気ムンムンとなってしまう。


光と同時に、風のみちにもなるため、ここの窓はペアガラスとして

デッキへの出入り口には採風ドアを採用。

これはドアを開けなくても、中を上下に開けることができるタイプ、

これと縦辷り出し窓を、大きく張り出した屋根の下に設置。

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西側には、引き違い窓を設けましたが、

通常西日となりますが、横には大きく成長した松の木が

西日を遮ってくれますし、緑の壁が目に飛び込んできます。

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では、残りの南と東の開口部はというと・・・、

何やら白い透けた壁のような物が見えていますが、

残念ながら番組ではオールカットです・苦笑

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実はここには、1000×1400の大きな開口部があります。

しかも中には断熱材が入れてある。

なのに、光が入ってくる。

何だか禅問答のようですが、

ペットボトルを再生した、白い断熱材であり、

かつ、光を通す優れもの、

エンデバーハウスのパーフェクトバリア。

http://www.endeavorhouse.co.jp/

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これを外部内部からポリカーボネート板でサンドイッチして、

断熱ひかり開口部としています。

そして、このポリカーボネート板にも秘密が。。。

ここで、使用しているのは、AGC旭硝子社製の

高耐候性シート カーボグラス 厚6 XLW クリア

一般のポリカーボネートを外部に使用すると

紫外線で劣化して、黄変してしまいますが、

これは、外部のアーケードなどに使用される外部用です。

http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/carbo_kinou-sheet.pdf


母屋正面のログの手摺壁を保護するために延長した庇にも使われています。

こうして母屋棟屋の通風ひかり井戸の役割が与えられています。

この実用的な建築操作、やっと日の目を見られます。

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私の自邸での様々なポリカーボネートを使用した

リフォーム改修はこちらから。

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201110/article_4.html


大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.
長崎・さだまさしの詩島再生計画
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00185gksw.html

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by atelier-m-archi | 2017-04-28 17:30 | リフォーム設計 | Comments(0)