静岡・城東町の家

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・所在地:静岡市城東町
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:113.09 m2
・延べ面積:94.70 m2
・2階建て
・竣工:2004年9月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設

静岡市中心部にある計画地はもと駐車場であり、
西側は隣地境界から15cmで全面に隣家が接して、
以前の長屋だった一端が垣間見えます。
南側は木造の平屋建てのため、陽当たり抜群の敷地に見えますが、
近隣情報から近い将来建て替えが行われると判断しました。
そうなると、この敷地の日当たりは周辺状況から判断して
望めないので、そこを見越して住まいの計画を考える必要があります。

28坪・4人家族の住まいは凹型のコートハウスとなっています。
この計画では、南側の建て替えにより、庭を空けて日当たりを
確保するとは困難となるため、建物を南側に寄せることで、
幅わずか2mの中庭ですが奥行き7mまで確保して、
住まいの隅々まで光が取り入れられています。

外観は、ガルバリム鋼板とサイディングの黒色と杉材の
コントラストが映えますが、この中庭周りは白色として、
光の反射を住まいの奥深く取り入れるようにしています。

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中庭を介して広間とダイニングキッチンが向き合っているため、
外部からの視線を気にしないで生活することができます。
広間の吹抜壁面にはご主人こだわりのAVラックが作られて、
テレビやオーディオ・スピーカー、レコード/CD/DVD置場
となっています。またこの吹抜は将来の増設子供室で、
階段脇の1帖ほどの書斎コーナーのルーバーが扉位置になります。

通風・換気用の高所操作可能な高窓と中庭を介しての光で、
広間の明るさは十分という判断をしていましたが、
計画中にどうしても明るさが気になるという建て主の要望で
トップライトを設けました。
住まいの計画中には、南側平屋の解体・建て替えが始まりましたが、
結果的には中庭からの光で十分な明るさでしたという
建て主からの後日談があります。

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この光は中庭→通路→洗面ユーティリティへと導かれて、
通風用のスリット窓しかない洗面所を明るくし、
地窓から風も呼び込めます。

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駐車場奥には勝手口があり、その手前の斜めの小さな米杉板塀が
浴室前の植栽スペースであり、
勝手口の目隠し的な役割も果たしています。
外観の特徴的な丸窓は階段室にあり、ここから道路反対側の
遠望の公園の森、その先に富士山を望むことができます。

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造作キッチンは住まい手の要望を具現化した造作オリジナル、
その背後を出床として持ち込み食器収納と造作吊戸棚を設け、
その上部のトップライトからは朝日が差し込みます。
キッチンのレンジ側にはステンレス板の油はね防止板がありますが、
これを横に倒すとサイドテーブルになります。
連続するダイニングテーブルには埋め込み式の
ガスコンロが組み込まれて、その東側の窓からは隣地に
庭の緑を借景として取り込んでいます。

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中庭の南側には米杉板張りの目隠し塀を造ることで
この中庭の独立性を高めていて、
そこに植えた小さな株立ちのヒメシャラが
四季の彩りを加えてくます。
上部に設けられたルーバーにはガラスの屋根や
物干しフックが用意され、また2階の開口部2カ所には
布団干しバーもあります。

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フリールームと呼ばれる子供室は勾配天井と
上下の開口部がありますが、これは将来の二人部屋とした時に
上部ベット下部勉強机の既製品を想定して
窓の配置が考えられており、数年後の購入後に、
本来の子供室として活用されています。

内部床はメープルフローリング、壁・天井はOSB合板素地貼り
を標準とし、ダイニングキッチンはルナファーザー
AEP塗りとしています。広間、ダイニングキッチン、
洗面ユーティリティには床暖房が設けられています。

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by atelier-m-archi | 2018-05-13 21:08 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)