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既存の平屋や増築された2階建ての木造家屋は、

先々代から受け継がれてきた住まい。

そこに使われている木材は、今では入手できても、

破格の費用が必要なものも多い。

しかしながら、こうした昔の住まいは無断熱、

もしくは低気密の住まいであり、

年を重ねた年代には、ヒートショックの危険性もあり、

改修も必要となります。



















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こうした全体の住まい計画のプログラムや費用、

改修と新築の検討を重ねて、

新築の中にも、旧宅から受け継ぐ住まいを模索して、

もう足掛け三年目となりましたが、

ようやく基本計画が固まってきました。

以前に設計した同様な住まいの見学会をおこない、

さらに具体的なイメージを固めながら、

基本設計へと移行します。

富士・吉原の家

https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_7.html



















8年振りにアトリエのMac業務環境を更新して、

Vectorworks2011から2018Architectへバージョンアップ。

https://atelier-m-architects.at.webry.info/201801/article_10.html

これまでの手書きスケッチ → CAD → 模型やパースという

適材適所の設計を、もう一歩推し進めて、

BIM (Building Information Modeling)環境が

容易になった・・・感じがしているVW2018 VW2019

提供される木造BIMツールと木造建具ツールと共に、

新たな視点での設計にも格闘中・苦笑。









すでに、基本計画での環境設計にも役立てますが、

イメージだけではなく、環境をリアルに

説明することが容易となっています。

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# by atelier-m-archi | 2019-03-19 16:30 | 住まいの設計 | Comments(0)

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もう10年以上体力維持のためにランニングしています。
まだ駿府マラソンだった頃は、ハーフに挑戦しましたが、
静岡マラソンになってから、ハーフが無くなりフルのみ。
これはなかなかハードルが高いなぁと、
昨年、久しぶりにファンラン11kmを走りましたが、
やはり物足りない。。。苦笑

そこで、この一年100km/月のランニングを決めて走り込み、
年末にnike run clubデータ集計で、
年間1,350km超えで達成。

さらにここ3ヶ月はいつもの1セット15kmを
20kmに上げて、走り込みをおこない、
万全の体制で、フルマラソン初挑戦のはずでしたが、
二日前から左脚の甲に痛みが発生し、
湿布を貼っての挑戦となりました・(;゚ロ゚)

コースの概要はHPを見ながらイメージトレーニング・・・
どこで安倍川餅、どこで石垣イチゴ、どこで給水・笑
今年は、昨年と比べて安倍川餅の箇所が減ってた。。。

それさておき、肝心の当日は絶好のマラソン日和、
気温13℃、湿度50%
薄晴れで、多少肌寒い、これ最高です。
雨もダメですが、晴れすぎてもダメ。

静岡マラソンは交通規制の関係で、
フィニッシュタイムが5時間半とかなり厳しい設定です。
ちなみに、東京マラソンは7時間。

しかも、初挑戦の私は最後尾のグループF。
スタート合図の放送は聞こえますが、
私はまだ市民文化会館を過ぎた辺り、
そこからゆるゆるジョギングで前に進み、
市役所前のスタート地点に来たときは、
8:20から10分余り経ったとき…(;゚ロ゚)

24kmまでは、走り込んできましたので、
身体も脚もイメージ通りで、タイムを貯金。
普段のランニングは歩道のため凸凹があり、
道路のような平坦は非常に走りやすい。
加えて沿道の応援が後押し。

ナイキデータだと通常6’30”/kmのペースが5’30-50”/kmと上がり、
10分の遅れを取り返して、貯金。
ただ、後半に備えて自重した走りで24kmを超え
未知の領域に入りましたが、順調。。。

しかし30km前辺りで、突然脚が重く感じ始め、
それでも何とか走り続けましたが、
ときどき歩かないと足が攣りそうで、
同様のランナーがそこかしこで、屈伸運動。。。
しかも駿河湾沿いの久能街道は直線で先が彼方、
ま、まさに苦悩街道・笑

35kmの関門閉鎖を10分余裕で通過しまし、
これでまず一安心だなぁと走りと歩きを入れていたところ、
最後の関門41.6kmでは、遠くからあと5分です!
ここまで来たんです、皆さん頑張っての放送に、
ヨレヨレの周囲のランナーと共に、スピードアップ・笑
皆さん、最後の鞭を入れて。。。

フィニッシュゲートの見えてきて、
さぁ、これでゴール、初挑戦初制覇だぁ〜と
感激に浸っていると、
DJロニさんが、あと5分ですよぉ〜・・・、
で、最後の後押し。。。苦笑

ゴールしてから、完走メダルやタオルをもらっていると、
後ろで、関門閉鎖まであと10秒。。。
これからのゴールは規定により、記録されません。。。
同じ苦しみを味わった同士に、
何ともいたたまれない気持ちになりました。
どこかで、切らなくてはならないのですが、
あのスタートの10分は余りに大きいと感じました。

私のiPhoneは8:20スタートで稼働させたので、
スタート地点手前の距離も計測されたにしても多めの
延べの走破距離は、46.32kmでした・苦笑。
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かくして、何とか走りきることができました。
誕生日と重なったフルマラソン初挑戦、
また1歳年を取りましたが、
現在、身体は10歳年と取った感じで、
バキバキ・・・腰も痛い…でございます。。。

記録:5時間24分58秒
ネットタイム:5時間14分41秒
5km:41分59秒
10km:1時間14分20
15km:1時間52分47秒
20km:2時間27分13秒
中間:2時間35分05秒
25km:3時間04分37秒
30km:3時間46分14秒
35km:4時間26分53秒
40km:5時間07分31秒

来年は5時間を切りたいなぁ・・・と
考えることすら・・・今は嫌です。。。と言いながら・笑

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# by atelier-m-archi | 2019-02-25 11:17 | ジョギング | Comments(2)

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昨年末辺りから怒濤の年末年始。。。
雑誌や住まいプレゼンと平行して進めておりました
Jパネルを住まいのリフォームに活用する設計。
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以前企業の保養所リノベーションに活用したのは
JパネルをNCルーター加工したスリットバージョン。
静岡県産杉材Jパネルスリットという加工品。
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今回は住まいであり、遠隔地であるために、
すべてのJパネルを軸組設計の中で番付して加工して、
そのパネルには拾い表と連動した番付タグを付けています。
軸組から拾いまで設計の範疇でおこないますが、
それに対してきめ細やかな対応をして頂けるのは、
静岡の丸天星工業さん。
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工務店さんにも分かりやすいように軸組模型も作成して、
建て方順序や加工も工夫しています。

準備万端、いよいよ来週から建て方開始・・・
果たしてその結末は。。。
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# by atelier-m-archi | 2019-02-02 11:12 | リフォーム設計 | Comments(0)

2019迎春

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迎春。

今年もアトリエから心地よい住環境を
創造していきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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# by atelier-m-archi | 2019-01-01 10:37 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

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今年は還暦・年男
・・・人生まだまだこれからというためには、
やはり健康な身体が基本。

そして立てた目標は、月間100km、年間1,200kmを走る。
静岡マラソン2019のフルマラソン挑戦の地足を鍛えること。
そして、昨日のハーフ走り納めで合計してみると…

1月 :102.4km 9ラン
2月 :136.0km 12ラン
3月 :101.2km 9ラン
4月 :118.8km 12ラン
5月 :143.0km 12ラン
6月 :145.9km 12ラン
7月 : 77.94km 7ラン
8月 :117.1km 11ラン
9月 : 53.07km 4ラン
10月:170.9km 11ラン
11月:100.9km 7ラン
12月:92.26km 5ラン

合計1,359.47km 111ラン

目標を遙かに超えておりました♫
1月には1回10kmだった距離も、
10月の走り込みからは1回15kmに伸ばして、
今月は2回のハーフを走ってみて、
着実に地足が付いてきたと感じました。


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走った距離は嘘をつかない、
仕事と一緒で、地道に一歩一歩、歩んで・・・
いや、走り込んで参ります。

もう十数年となるランニング生活も
延べ走破距離は4273km
Nike Run Clubのブラックレベルまで727km

4273km 493ラン 平均6’10”/km
1km:最速3’45”
5km:最速24’40”
10km:最速53’26”
ハーフマラソン:2h03'51"

来年2月の静岡フルマラソン2019は、
人生初のフルマラソン挑戦に、なんと誕生日...
来年も、無理のない程度に走ります。
仕事は・・・・・無理無理で走りますが・苦笑

では皆さん、よいお年をお迎えください。

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# by atelier-m-archi | 2018-12-31 11:55 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

リフォームの教科書

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静岡県内および近郊で発売されます「リフォームの教科書」
一般社団法人 静岡県安心安全リフォーム協議会発行の

巻頭8ページに、私の静岡県内で担当した大改造‼︎劇的ビフォーアフターの二物件と
東京時代に設計担当して、22年後にその住まいをリフォームした
物件と共に掲載されております。

静岡県もバックアップして、県内で、真面目に、そして誠実に
リフォームに取り組んでいる工務店や企業のリフォーム事例、
リフォームのポイントや留意点、建材使用やその活かし方などなど、
盛りだくさんの内容で、税込540円のは安!!

公共施設や病院にも配布されるとのこと。
もしご興味がありましたら、手にとってご覧ください。

掲載されているリフォームのブログ記事はこちらです。

<静岡・清水銀座の家>

<富士富士岡の家>
・ツリーデッキは挟み込み式。
・封印されたソーラーウォーマー。
・春の2hスペシャルのフォローアップ・第二弾。
・新しい家族の折り畳みベット。

<東京上板橋の家>
・板橋T邸リフォーム・オープンキッチン完成。
・板橋T邸リフォーム・サンルームパティオ完成。
・板橋T邸リフォーム・和室から書斎へ。

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# by atelier-m-archi | 2018-12-19 08:00 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

しずおか木造塾2018

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今年で19年目を迎える静岡県建築士会主催『しずおか木造塾』
受講資格は、木造設計に興味のある方・建築士ということで、
プロ向けの全5回の有料講座。

毎回各方面の技術に長けた多彩な講師でおこなわれますが、
今年はその一講座にご協力させていただきます。
今週末の講座に向けて、資料はすでに送付済みですが、
プロ向けに相応しいようにブラッシュアップ。
専門家への講座だけに、日頃の設計監理業務手法について
設計者目線でお話しができればと思います。

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# by atelier-m-archi | 2018-10-18 12:01 | 住まいの設計 | Comments(0)

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9/28の専門学校の授業は、
毎年恒例の外部講師を招いての特別授業。
いつも仕事でお世話になっております、
タニタハウジングウェア・谷田社長による講義です。
『雨のみちをデザインする』

いつもお忙しい合間を縫って、
静岡に来ていただいております。
どうも、ありがとうございます。

・雨のみちデザイン・ウェブマガジン
建築家の様々な『雨のみち』試みをインタビューと共に読み解きます。

・谷田社長のブログ
全国で活動されている谷田氏が垣間見られます。

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以下は、私の設計した住まいの解説ページリンクと
そこで使用したタニタハウジングウェアの樋と建物デザイン。
それぞれの住まいにとって機能上かつデザイン上、
密接な関係のある、必要な選択となっています。
それぞれに、使用した樋製品へのリンクが張ってあります。
ご興味のある方はご覧ください。

・多摩区・生田/小田急沿線の家。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
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・静岡・国吉田/静岡市内を一望する家。
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
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・熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
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・静岡・大谷/相模湾を望む家。
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
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・富士・吉原の家。
深い軒先の先端をすとっ葉°ーで押さえ、
大きな入母屋屋根の大らかさを表現。
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・静岡・国吉田の家2。
・静岡・池田山の家。
切り妻のシンプルな屋根に合ったシンプルな半丸樋。
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・静岡・豊田の家。
特徴的な軒裏の米松押し縁の軒先押さえを兼ねた箱型樋。
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・広島/呉・大之木ダイモモデルハウス・木香(このか)の家。
シンボルツリーのために屋根に空いた開口部から「ensui」(鎖樋)
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樋・すとっ葉°ーの雨水流入実験装置動画。

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# by atelier-m-archi | 2018-10-03 15:24 | アトリエMアーキテクツ | Comments(2)

静岡・清水銀座の家

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・大改造!!劇的ビフォーアフター
 リフォーム100軒達成スペシャル
2005年3月6日O.A. 娘が窓の外で寝る家

・所在地:静岡市清水区
・主要用途:店舗併用住宅
・敷地面積:94.19 m2
・延べ面積:99.94 m2
・2階建リフォーム
・竣工:2005年2月
・構造:在来工法+鉄骨造
・施工:久保田建設

清水区(旧清水市)の駅前商店街から続く清水銀座商店街の
中にある老舗の甘味屋さんは建物の間口3.6m×奥行19.6m
いわゆるうなぎの寝床の店舗併用住宅。

全面のシャッターを閉めてしまうとどんな店舗なのか
全く分かりません。間口2間でも老舗の甘味屋さんの
顔を表現するために、シャッターを出入り口のみとして、
内部の見える丸窓と木製看板・浮き球照明、
そして道行く人のベンチが常にアーケードに開いて、
甘味屋であることが分かるようにしています。

またベンチ横のルーバー部分に各種メーターを配して、
雑多な設備関係を整理しました。
入り口上部の排煙窓も換気窓としても使用、引き戸脇の
はめ頃窓は消防用ですが背後に再生した餅つき機の
ディスプレイとしても活用しています。

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創業100年続くだけあって構造形式も複雑、
一番古い奥の倉庫は掘っ立て小屋形式、住宅部分は
在来木造の平屋から2階建てへの増築、
そして鉄骨造の店舗と、まるで異種構造体の見本市の様相。

さらに敷地は防火地域となるために、
現状で延べ面積104.8m2ある木造の建物は100m2未満に
減築しなければなりません。そんな中で、従前の店舗・厨房を
確保しつつ、これまで無かった住宅部分としての広間・厨房・
洗面・便所を創り出すという気の遠くなるようなプログラム。
これが私と番組とのまさに劇的な出会いとなりました。
まさか、それから14回も続こうとは。。。

まず、手前の鉄骨造店舗部分と奥の木造部分は
構造的に切り離すエキスパンションが必要となりますが、
ここを減築によってできるスリット空間も設けて、
それに当てることにしました。
鉄骨造の補強としては1mある天井裏の柱上部に斜材を追加して
柱・梁・斜材による門型フレームとして、足元周りのベース基礎
を追加と併せて強化しました。

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木造の補強は、鉄筋コンクリート造基礎を造ることから始めました。
一旦建物を躯体のみにしてジャッキアップし、
ベタ基礎を造り新設の基礎と土台の上に下ろします。
そして構造の歪みを修正しながら既存の柱・梁に補強用の柱・梁
そして筋交いを追加しています。
補強が難しい掘っ立て小屋部分は新設の柱梁に置き換えています。

鉄骨とブロック壁が躯体となる店舗には
100年続く老舗の雰囲気を再現するために、
古民家の構造材を採用しています。
柱や梁には、仕口の穴があったり、接ぎ仕口があったりして
使い続けられた材料をそのまま現しにして、
柿渋を塗って仕上げています。

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その中でも剛直な200角柱や360成の大梁は、
住居部分中庭の両面開口隅部の補強構造材として再利用し、
ここを大きく解放することで、物置と化していた中庭を再生し、
日照・通風が確保されて、住宅部分の居住環境を大幅に改善しています。

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2階には階段を上がった中庭上部のホール3帖部分を介して、
2寝室を分けて作り、両親の和室からは店舗上部の屋上に
屋根付きデッキと屋上庭園を造り、憩いと収穫の場としています。
屋上庭園は既存の金属屋根の瓦棒葺きを利用して、
折半という倉庫用屋根材を活用したもので、誰でも簡単に、
既存屋根からの雨漏りを回避して屋上緑化をおこなうことが
できるように工夫したものです。
ここでは、穴を開けて塩ビパイプを配置して、
蛇口に接続した簡易の給水装置を完備しています。

折半による屋上プランター製作レシピと実践例はこちらからご覧ください。

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ホールの窓下壁からはテーブルと2脚ベンチが展開できるように
なっていますが、一般的に考えると壁に収まることが無駄に思えます。
出したままで良いじゃないかと。
実は、和室への階段の一部を引き出すとベットが出てきて、
ここに姉妹の方が泊まるときのベットスペースとなっています。
番組上は両親と三女の住まいですが、家族の要望を満たすために
考えられた工夫で、この辺りは番組構成上と実際の使い勝手を
上手く調整できるようにする技量も求められるので、こちらも鍛えられます。

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このホールにはトップライトがありますが、
その日射量を調整するための発泡ビーズと既存の障子を組み合わせた
断熱性のあるトップライトや階段からホールへの出入り口となる
引き戸には、ツインカーボと呼ばれる2層ポリカーボネート板に、
富士山が表現されていますが番組ではスルーでした。

それぞれ意味のある工夫でしたので、
他の物件でそれに見合う箇所で採用して放映される日の目を見ています。
両親の寝室下の畳収納や娘さんの寝室の引き出し型クロゼット、
窓下クロゼット、造作ベット下からさらに追加ベットが引き出されて、
姉妹のお子さんのベットになるとか、狭いながらも
姉妹の方が泊まりに来たときにも対応できる工夫が満載です。

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# by atelier-m-archi | 2018-07-31 21:28 | 劇的ビフォーアフター | Comments(0)

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・所在地:東京都文京区根津
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:40.47 m2
・延べ面積:53.59 m2
・2階建リフォーム
・竣工:2007年5月
・構造:在来工法
・施工:泉谷工務店

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築40数年、敷地面積12坪に建つ16坪の
住まいの耐震補強及び全面リフォーム。
建ぺい率60%容積率300%、既存の1階床面積が8.5坪ですから、
リフォームするためには1坪以上減築しなければなりません。

しかしながら連なる同じ広さの敷地を見渡すと
どう見ても建ぺい率・容積率オーバーの3階建ての住宅が続く。
大都市圏の元長屋がそれぞれ切り離されたような
狭小宅地にありがちな既存不適格建物・・・
というよりも、確認申請無しの違反建替工事。

建て主さんにその旨をお話しするが、
周りがあそこまで建っているので何とかなりませんか・・・と。
さすがに一級建築士として違反建築を設計することはできず、
では相談だけでもと区役所に出向く。

住所を言っただけでこの地区の現状をよくご存じの様子。
今回の住まいの目的である、耐震補強をおこなう
リフォームのお話しをすると・・・
こうして正直に相談に来られた方が不利となることは
避けたいので、耐震補強を目的として既存2階建てでの
リフォームであれば(3階建てにしない)
確認申請の必要はありませんと、まさに大岡越前裁きの見解をいただく。

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やはり正直さは大切なことですね。
こうしたリフォームでは既存図面が無いことが多く、
まずは既存図面を描いてからリフォーム案を作成して、
それに基づいて構造計算をおこないます。

基礎は既存基礎周囲にベタ基礎を追加し、
内部にも基礎を新設して、ホールダウン金物を設置して
現行基準に合う耐震補強をおこないます。
ここでは耐震等級2(基準×1.25倍)以上としています。

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また、2階部分下には柱を追加できないので、
鉄骨により上部荷重を階下の柱に伝えるようにし、
さらに既存瓦屋根から金属屋根に変更して上部荷重を減らしています。

こうしたことも構造事務所と連携して、臨機応変に対応することで、
狭い室内空間を最大限に活かせるような補強としています。

道路側の6帖和室に階段室を取り込んで7.1帖の広間として
ソファコーナーを設け、その対面に収納階段と
その下に食堂コーナーを組み込み、それに連続する
厨房を加えて、住まいの対角線上に広がりを持たせています。

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造作による食堂テーブルは普段は1400mmですが、
来客時には、さらに300mm広げることができます。

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以前は台所と兼用だった脱衣場は、
独立した洗面ユーティリティと便所を設けています。
洗面タオル収納と厨房の電子レンジ置場は
55cm角のスペースを縦に組み合わせた効率的な収納、
窓のない洗面ユーティリティには広間の光を便所高窓から導くなど、
充実した収納と明るさのある生活空間を創り出しています。

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祖母室には畳ベット収納と2つのクロゼット、
仏壇置場と作業机を設ける共に、建て主からの要望で
万一の時に北側に脱出できる引き戸があります。
また、ベット脇の通風窓と入り口の回転欄間で、
自然通風が取れるようになっています。

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2階の寝室と書斎は小屋組を現した勾配天井と下屋上バルコニーを追加して、
それぞれを引き戸で仕切ることで明るさと通風と広がりある空間となっています。

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1.解体工事
2.基礎補強工事
3.躯体補強工事1
4.躯体補強工事2
5.電気設備工事
6.造作工事
7.建具金物工事
8.造作家具工事1
9.造作家具工事2
10.完成
11.玄関扉
12.引き戸


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# by atelier-m-archi | 2018-07-18 17:25 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)