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朝日放送の大改造!!劇的ビフォーアフターという番組によって、
リフォームという言葉が世の中に浸透したように感じます。

番組のおかげで様々な条件のリフォームを経験させて頂く中で、
コスト・構造・住まい方について貴重な経験をさせていただきました。
番組放映後は、様々な問い合わせを頂くわけですが、
一口にリフォームすると言いましても、
なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。

今回は、その問題点を少し整理して、皆さんの判断の
一助としていただければ、幸いです。
まずリフォームを考えるときの段階として、大きく3つに分けられると思います。

1.生活環境の変化に対応するための内装や設備の
 更新を目的としたリフォーム。

2.来たる大地震に備えて、最低限、倒壊しないような
 耐震補強を前提とするリフォーム。

3.大地震に遭遇しても、その後に住み続けられる住まいを目指すリフォー ム。

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ケース1.生活環境の変化に対応するための内装や
    設備の更新を目的としたリフォーム。

これは、基本的な構造が現在の新耐震基準に適合した
建物ということが前提になると思います。
つまり、1981年(昭和56年)の新耐震基準以降に建設された
2018年段階では築37年以内の建物ということが一つの目安になります。

しかし当然のことながら、内装を剥がした後に構造、
主に接合部や筋交いが手順通りに施工されているかを
目視でチェックすることが大事です。

また、既存壁を撤去して広い空間にする場合は、
撤去後の耐力壁の壁量で構造計算を検討し直して、
追加の補強をすることになります。
築年数の古い住宅をこの視点でのみリフォーム使用とすることは
避けるべきで、耐震補強とセットで考えるべきだと思います。

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ケース2.来たる大地震に備えて、最低限、
    倒壊しないような耐震補強を前提とするリフォーム。

これは、築37年以上の古い建物で、早急に耐震補強する
必要がある場合ですが、予算の制約から大々的な補強まで
手が回らないケースが考えられます。

基礎自体がない、外周のみ基礎があるが無筋(鉄筋が無い)、
基礎は一応あるが現在の基準に適合しない。いずれの場合も
基礎からやり直す必要があるのですが、そこまで予算はかけられない。

ではどうするかといいますと、上部構造が倒壊しないよう
筋交いを増やしたり、構造用合板を張り増して、
在来を箱のように補強して倒壊しないように工夫します。

また、屋根が瓦の場合は金属板 に変更して柱・梁にかかる
荷重を軽くしてやることも有効です。
現在は免震・制震ダンバー式の製品が数多くあり、これを利用する手もあるでしょう。

しかしながら、これですと基礎が破壊されたり、
補強した一部躯体部分は大丈夫でも、地震後に建物にダメージが残り、
その後住み続けるためには、再度基礎や躯体補強をおこなうことになります。
つまり、資産価値はそこでなくなってしまう可能性が
高いリフォームとなってしまいます。

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ケース3.大地震に遭遇しても、
    その後住み続けられる住まいを目指すリフォーム。

これは2.のケースで、基礎・木造部分を併せて補強をおこなうことで、
地震後も住み続けられる資産価値の残るリフォームをおこなうこと。

言葉を聞けばこれが一番と誰もが思われるでしょうが、
これではかなりのコストを覚悟しなければなりません。
通常、リフォームを考える場合に新築するのとどちらが
有利かと検討すると思いまが、ビフォーアフターでおこなわれる
物件の大半では、リフォームしか選択肢がありません。

これは現在の建築基準法に適合していない既存不適格建物と
呼ばれる住宅が多いからです。
実はこうした住まいは、大都市圏の住宅密集地域と呼ばれる
地区に数多く存在しています。

公道に2m以上接していない、本来の道路に接していない
(私道、無接道)、建て替えると大幅に建物を
小さくしなければならない(建坪率、容積率超過)。

これらは、1950年(昭和25年)の建築基準法施行前に
存在していた築68年以上の建物に多く見られます。

このようにリフォームを取り巻く状況は複雑です。
子どもが独立して、それを踏まえて今後の夫婦だけの
生活を考えるというケース1.のようなリフォームは
稀であるかも知れません。しかし、逆に1.しか頭になかったということも多いのです。

皆さんの目指すリフォームとは、どれにあたりますでしょうか。

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by atelier-m-archi | 2018-07-08 10:57 | リフォーム設計 | Comments(0)

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静岡、藤枝、焼津にありますSBSリフォームプラザ。
ここは、静岡新聞社・静岡放送系列として、
住宅展示場とは違って、リフォーム情報と
リフォーム会社や建材メーカーとの接点をユーザーに提供する
リフォームに特化した展示館です。

三年前、ここの主催でおこなわれたリフォームセミナーで
講演会を依頼されて、午前と午後各1時間ほど
リフォームについてのお話しをさせていただきました。

こうした講演会は、なかなか映像として
残るということはありませんが、
当時、限定公開でYouTubeにアップしますと
お聞きしましたが、先日別件での検索に引っかかり・・・
未だにその一部を観ることができるようです・苦笑。
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もう三年前ですが、当時の流行言葉で終わってますが...笑。
風貌は変わりませんが、この時よりは、
スムージーmacchanスペシャル効果で痩せたでしょうか・爆
あくまで限定公開ですが・・・こうして姿形がネットに残るんですね。。。

リフォームにおける設計手法
~豊かな住まいへの再生とは~




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by atelier-m-archi | 2017-07-12 07:42 | リフォーム設計 | Comments(0)

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アトリエ上部の吹き抜けに個室を増設。

俗に、籠もり部屋と称しますが・苦笑、

下部が仕事部屋なので監視付きか・・・。


ところが、アトリエからの非常用の扉はあるものの、

主たる出入り口は、母屋からサッシを開けて、

ルーフバルコニー、つまり一旦外に出て個室に入る。

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もともと、アトリエ上部からの出入り口として、

扉を設置があり、ルーフバルコニーにも

将来用にルーバーは設置済み。


FRP防水仕上げのルーフバルコニーに、

置き型のデッキを設けて、通路に。

さらに、既存のルーバーの上には、

旭硝子の耐候性シート・カーボグラスXLWクリアで屋根を。

これは外部の直射日光下で使用しても、

黄変・劣化しにくく、透明感を保てる

両面高耐候ポリカーボネートシートです。

http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/carbo_kinou-sheet.pdf

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既存の米松ルーバーの上に、

片流れ用の三角の米松パッキンを追加し、

ゴムパッキンを介して載せて、

アルミフラットバーで、押さえ込むというシンプルディテール。

さらに、片流れ側には板金屋さんに依頼してW50mm×H30mmの

箱樋を依頼中。これを両側にある屋根樋に突っ込みます。

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通路巾90cmのデッキ通路の上部に、

巾200cm巾の屋根ですから、

まさに、オープンエアの外部通路。

なかなか快適な屋外通路となりました。


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by atelier-m-archi | 2017-06-09 07:55 | リフォーム設計 | Comments(0)


            Before After

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階段室上部の空間は、使い方次第で

様々な収納として使用できることは、

これまでもいつくかの実例で説明をしました。

・階段上部空間の活用事例1・作業カウンター

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_28.html

・階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_6.html

・階段上部空間の活用事例3・着付教室サポート。

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_8.html


今回の自邸のリフォームでも、

不足するクロゼットを増築することにしました。

ただ、ご覧の写真のように、

階段上は、2階と共有する窓があります。

ここをすべて壁にしてしまっては、

階段の上がり口に落ちてくる光がなくなってしまいます。



            Before After

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これまでも、階下に光を落とす透明ブリッジを、

幾つかの住まいで実践しました。

・厚10mmポリカーボネート板による透明ブリッジ

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_24.html


今回は通路ではなくクロゼット。

不透明であることが要求されますが、

本当の不透明では、その光量が大幅に減ってしまい意味がなくなります。

そこで、素材として透明ですが、

多層質断面のためある程度の不透明性があり、

かつ、それ自体に強度がある優れもの、

AGC旭硝子のツインカーボ・タフネス厚25mmを床材に。

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さらに、両側をツインカーボクリア厚6mmを壁として、

不透明のクロゼットを製作しました。

こちらのAGC旭硝子さんのカタログにも、

私の建具や目隠しの事例が、4点ほど掲載されています。

http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf


また、奥行きが1,000mm以上ありますので、

手前に2段のハンガーパイプで洋服掛け、

奧にバックなど普段使いでないものの収納棚2段、

上部には、まくら棚1段と、

前後上下を有効に使用するクロゼットができあがりました。

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by atelier-m-archi | 2017-06-02 07:05 | リフォーム設計 | Comments(0)

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さださんの詩島再生計画が完了して、はや一ヶ月。

これからは、詩島のメンテナンスにも関わりながら、

今後の詩島を見守り続けていきます。


コンサート、アルバム創り、テレビなどなど、

その後もお忙しい生活をされているさださんから届いた、

サプライズのお礼の品。


中身は明かせませんが、心温まるメッセージ、

どうも、ありがとうございます。


塗装工事で使用したさだ工務店のつなぎと共に、

またひとつ、詩島の宝物が増えました。

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本当は、芝生も根付いてきた母屋でBBQをやりながら、

さださんが詩島で寛げる日々がやってくるのが、

関係者の宝物になるのですが。。。


これからも、ご活躍をお祈り致します。

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さだまさしオフィシャルブログ

まっさん旅日記・大改造!!劇的ビフォーアフター

https://ameblo.jp/sada-masashi-official/entry-12260175624.html


大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.

長崎・さだまさしの詩島再生計画

http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00185gksw.html


さだまさしの詩島の設計施工フォローアップ

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_12.html


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by atelier-m-archi | 2017-05-11 07:28 | リフォーム設計 | Comments(0)

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いつも番組が終わると、施工・建材関係者への感謝を込めて、

Special Thanksと共に番組で紹介できなかった仕事の

設計意図、施工ポイントやディテールなどを

紹介するフォローアップ記事をアップします。

ひとまず、大枠はご紹介できたかなと思います。


このように、工事に携わった様々な人々の想いが、

詰まって、番組が成立しています。

5ヶ月の設計期間と5ヶ月に渡る施工期間を

2時間番組に納めるのですから、放映はその一端、

いわゆるディレクターズカットはいしかたないところ。


そして、その完成から物語はさだまさしさんの第二章へ。。。

ここからが、長いお付き合いの始まり。

今後はメンテナンスを含めてのフォローアップと、

新生・詩島からさださんや関係者の皆さんに、

多くの笑顔と新しい詩島発見の機会が届けられることと思います。


生まれ変わった詩島の夜明けと共に。。。

謝辞。

まっさん旅日記「大改造!!劇的 ビフォーアフター」 さだまさし拝

https://ameblo.jp/sada-masashi-official/entry-12260175624.html


大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.

長崎・さだまさしの詩島再生計画

http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00185gksw.html


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・大改造!! 劇的ビフォーアフターさだまさしの詩島・Special Thanks

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_1.html

・さだまさしの詩島・廃船問題から台船、そして詩島展望船デッキへ

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_2.html

・さだまさしの詩島と静岡県産杉材Jパネル

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_3.html

・さだまさしの詩島とJパネル家具製作

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_4.html

・さだまさしの詩島と見晴らしデッキ

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_5.html

・さだまさしの詩島よりさくら便り

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_6.html

・さだまさしの詩島と母屋棟屋・ひかり井戸断熱開口部

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_7.html

・さだまさしの詩島と詩島式鉄骨螺旋階段

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_8.html

・さだまさしの詩島と母屋北側法面補強

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_9.html

・さだまさしの詩島と詩島天満宮

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_10.html

・さだまさしの詩島と銅板加工照明器具再生

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_11.html


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by atelier-m-archi | 2017-05-09 09:51 | リフォーム設計 | Comments(0)

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江戸時代には、キリシタンの島だったという

言い伝えもある寺島。

さださんが、購入したときにこの寺島という名前の

寺に言べんを付けて詩島に改名。

これは、さださんらしい良い名前ですね。


その詩島の一番小高い場所に、詩島天満宮が建立されています。

ここには、あの菅原道真の分霊が、

太宰府天満宮から勧請されています。

その祭事では、さだまさしさんご自身が

神主さんの装束を着て参加された正真正銘の本物、

また、社は宮大工さんによって建てられた素晴らしい建築です。

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この詩島天満宮は、35年の風雪もなんのその、

まったく大丈夫な状態でした。


そこに続く御影石の参道階段と鳥居がありますが、

鳥居の足下は腐食が見られ、扁額は色褪せていました。

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階段の苔は高圧洗浄で綺麗に清掃して、

鳥居の脚元は腐食部の木部を入れ替え、

さらに銅板による腐食防止を施しました。

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今回の番組、詩島の再生計画では放映されていませんが、

詩島のご神体、詩島天満宮も

しっかりと再生されています。

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大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.

長崎・さだまさしの詩島再生計画

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by atelier-m-archi | 2017-05-02 17:30 | リフォーム設計 | Comments(0)

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母屋の北側の崖地。

ここには、当初見晴らしデッキが、

鉄筋コンクリート基礎と鉄骨架台によって造られていました。

しかし、長年の潮風によって鉄骨がボロボロになり、

何よりも重量物が載った斜面が、

風雨の浸食によって、地滑りを起こして、

表層の樹木ごと、下の海岸線に落ちていました。


ここは、さださんも心配されていたところですが、

このままでは、母屋の基礎まで影響が出かねません。

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今回の詩島再生計画で、何よりまず最初に手を付けたのが、

この重要な崖地、法面(のりめん)の補強工事でした。

法面(のりめん)とは、こうした斜面のことを指します。


坂の多い長崎では、こうした法面を補強する会社があり、

今回担当してくれたのは、その名の通り『株式会社 法面』

http://www.k-norimen.co.jp/message.html

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まず、現況をチェックしてもらい補強計画書を提出。

これにより、約420袋の土嚢を製作して詩島に搬入し、

斜面を成形するとことになりました。

この他にも、大量のセメントなどを運び込むため、

この北側の海岸にも、台船用の桟橋を設置しました。

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まず地滑りした斜面とそれにより大きく張り出した

鉄筋コンクリート基礎を削り取ります。

そこに、斜面を安定させるように、

土嚢を斜面のくぼみに詰め込んで、

安定した法面に成形していきます。

これは、現場の状況を見ながら進める作業で、

まさに、この会社のノウハウがものを言います。

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次に掘削と土嚢により成形された斜面全体を、

金網メッシュで覆い尽くし、

その中に適宜水抜きのパイプを挿入します。

セメントで固めるだけではなく、

周囲の斜面から入り込む水の逃げ道も大事。

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この金網の上からセメントモルタルを塗り重ねて、

斜面全体を補強していきます。


こうして、法面全体の補強は終わるのですが、

これだとモルタルグレーの人工色が

島の大きな斜面を覆い、隣接する脇崎港からも、

緑で覆われた詩島に、その不自然なグレーが浮かび上がります。

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これをできるだけ、島全体の景観に馴染ませるため、

アースカラーのブラウンの色粉で着色して、

自然景観にマッチするようにしています。

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こんな工事を手始めに、詩島の再生計画に取りかかりました。

そんな施工場面オールカットでアフターで一瞬の

重要な工事のご紹介です。


大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.

長崎・さだまさしの詩島再生計画

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by atelier-m-archi | 2017-05-01 12:30 | リフォーム設計 | Comments(0)

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母屋の棟屋はひかり井戸として、

棟屋四周の開口部から光を広間へ導き、

同時に、風も上部へ抜けていきます。

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_7.html


柱芯々1500mm角の中に入る螺旋階段の大きさ、

ここはギリギリ大きく取っても1370mm。

長さ5300mmの円柱支持柱の除くと

段板の長さは約645mmなので、

屋上に上がる非日常的な用途であれば、

階段としての大きさも、何とかギリギリです。

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それぞれ分割して、台船で運ぶことを考えると、

施工性も考慮して、支持柱と踏み板を分割式。

支柱に溶接されたベースプレート厚12が

鉄筋コンクリート基礎にアンカーされて、

最上部の踊場プレートは棟屋構造の梁部分に留め付けられて

支柱上部を固定しています。

手摺はあとから入れられることが必要となり、

こうなると、手摺を鉄筋や木製で考えることは難しい。

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そこで考え出したのが、ロープを使った詩島式。

支持柱にあらかじめブラケットを溶接しておき、

そこに段板を取り付けていく、

ここまでは、ごく一般的な手法ですが、

詩島式では、この段板に手摺子が付いています。

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そして、手摺はあとからこの手摺子の輪に通す、

白いロープとして、手摺上部と下部で大きさを変えています。

階段自体も白として、上部からの光を

できるだけ階下へ導けるように考えています。

また、手摺をロープとすることで島っぽい雰囲気もあり、

周囲のログハウスの壁とも合いますね。

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さらに、こうした狭い階段では、上がる時よりも、

降りるときの方が気をつける必要があるため、

しっかりと凹凸のグリップの効いた

ノンスリップシートを踏面に貼っています。

d0360702_12213536.jpg






























大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.

長崎・さだまさしの詩島再生計画

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by atelier-m-archi | 2017-04-29 12:25 | リフォーム設計 | Comments(0)

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さだまさしの詩島と母屋棟屋・ひかり井戸断熱開口部。

母屋から見晴らしデッキに上がるための棟屋。

屋根の既存梁とログ壁の間という制約があるため、

この1500×1500の間でしか設置できません。

しかし、大村湾の大パノラマを感じて

気持ちの良い見晴らしデッキを造るには、これしかない。


と同時に、この棟屋にはもう一つ重要な役割があります。

現場検証で、初めて入った母屋の第一印象は、

・・・とっても暗い。。。

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ログハウスは壁工法ですので、どうしてもそうなりがち。

また床・壁・天井が木で覆われているため、

光の反射も少なくなり、より暗く感じます。

さらに広間には不釣り合いの巨大な暖炉が、

一層暗がりを増幅し、圧迫感さえ与えてました。


ここをもっと明るくして、光と風を導き入れたい。

   ↓

屋根から光を取り入れ、その光を広間まで導く。

   ↓

階段・棟屋をひかり井戸と風のみちとしての役割を与える。

   ↓

棟屋の強度とそれだけが唐突に突き出さない形状を考える。

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平屋屋根の上に突き出す棟屋は、当然大村湾の強風を直接受けます。

これを後付けで屋根の上に取り付けるには、

屋根と追加する米松集成梁と棟屋を強固に緊結することが必須。


これにうってつけの材料として、

日頃から静岡で使用している静岡県産杉材の3層構造パネル

Jパネルを使って詩島施設群を補強しようと考えていました。

http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_3.html


次は、光の取り入れ方。

開口部を多くすれば光は入りますが、同時に熱も入ってきて、

この狭い棟屋では、夏には熱気ムンムンとなってしまう。


光と同時に、風のみちにもなるため、ここの窓はペアガラスとして

デッキへの出入り口には採風ドアを採用。

これはドアを開けなくても、中を上下に開けることができるタイプ、

これと縦辷り出し窓を、大きく張り出した屋根の下に設置。

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西側には、引き違い窓を設けましたが、

通常西日となりますが、横には大きく成長した松の木が

西日を遮ってくれますし、緑の壁が目に飛び込んできます。

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では、残りの南と東の開口部はというと・・・、

何やら白い透けた壁のような物が見えていますが、

残念ながら番組ではオールカットです・苦笑

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実はここには、1000×1400の大きな開口部があります。

しかも中には断熱材が入れてある。

なのに、光が入ってくる。

何だか禅問答のようですが、

ペットボトルを再生した、白い断熱材であり、

かつ、光を通す優れもの、

エンデバーハウスのパーフェクトバリア。

http://www.endeavorhouse.co.jp/

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これを外部内部からポリカーボネート板でサンドイッチして、

断熱ひかり開口部としています。

そして、このポリカーボネート板にも秘密が。。。

ここで、使用しているのは、AGC旭硝子社製の

高耐候性シート カーボグラス 厚6 XLW クリア

一般のポリカーボネートを外部に使用すると

紫外線で劣化して、黄変してしまいますが、

これは、外部のアーケードなどに使用される外部用です。

http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/carbo_kinou-sheet.pdf


母屋正面のログの手摺壁を保護するために延長した庇にも使われています。

こうして母屋棟屋の通風ひかり井戸の役割が与えられています。

この実用的な建築操作、やっと日の目を見られます。

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私の自邸での様々なポリカーボネートを使用した

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大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.
長崎・さだまさしの詩島再生計画
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by atelier-m-archi | 2017-04-28 17:30 | リフォーム設計 | Comments(0)