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静岡・清水銀座の家

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・大改造!!劇的ビフォーアフター
 リフォーム100軒達成スペシャル
2005年3月6日O.A. 娘が窓の外で寝る家

・所在地:静岡市清水区
・主要用途:店舗併用住宅
・敷地面積:94.19 m2
・延べ面積:99.94 m2
・2階建リフォーム
・竣工:2005年2月
・構造:在来工法+鉄骨造
・施工:久保田建設

清水区(旧清水市)の駅前商店街から続く清水銀座商店街の
中にある老舗の甘味屋さんは建物の間口3.6m×奥行19.6m
いわゆるうなぎの寝床の店舗併用住宅。

全面のシャッターを閉めてしまうとどんな店舗なのか
全く分かりません。間口2間でも老舗の甘味屋さんの
顔を表現するために、シャッターを出入り口のみとして、
内部の見える丸窓と木製看板・浮き球照明、
そして道行く人のベンチが常にアーケードに開いて、
甘味屋であることが分かるようにしています。

またベンチ横のルーバー部分に各種メーターを配して、
雑多な設備関係を整理しました。
入り口上部の排煙窓も換気窓としても使用、引き戸脇の
はめ頃窓は消防用ですが背後に再生した餅つき機の
ディスプレイとしても活用しています。

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創業100年続くだけあって構造形式も複雑、
一番古い奥の倉庫は掘っ立て小屋形式、住宅部分は
在来木造の平屋から2階建てへの増築、
そして鉄骨造の店舗と、まるで異種構造体の見本市の様相。

さらに敷地は防火地域となるために、
現状で延べ面積104.8m2ある木造の建物は100m2未満に
減築しなければなりません。そんな中で、従前の店舗・厨房を
確保しつつ、これまで無かった住宅部分としての広間・厨房・
洗面・便所を創り出すという気の遠くなるようなプログラム。
これが私と番組とのまさに劇的な出会いとなりました。
まさか、それから14回も続こうとは。。。

まず、手前の鉄骨造店舗部分と奥の木造部分は
構造的に切り離すエキスパンションが必要となりますが、
ここを減築によってできるスリット空間も設けて、
それに当てることにしました。
鉄骨造の補強としては1mある天井裏の柱上部に斜材を追加して
柱・梁・斜材による門型フレームとして、足元周りのベース基礎
を追加と併せて強化しました。

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木造の補強は、鉄筋コンクリート造基礎を造ることから始めました。
一旦建物を躯体のみにしてジャッキアップし、
ベタ基礎を造り新設の基礎と土台の上に下ろします。
そして構造の歪みを修正しながら既存の柱・梁に補強用の柱・梁
そして筋交いを追加しています。
補強が難しい掘っ立て小屋部分は新設の柱梁に置き換えています。

鉄骨とブロック壁が躯体となる店舗には
100年続く老舗の雰囲気を再現するために、
古民家の構造材を採用しています。
柱や梁には、仕口の穴があったり、接ぎ仕口があったりして
使い続けられた材料をそのまま現しにして、
柿渋を塗って仕上げています。

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その中でも剛直な200角柱や360成の大梁は、
住居部分中庭の両面開口隅部の補強構造材として再利用し、
ここを大きく解放することで、物置と化していた中庭を再生し、
日照・通風が確保されて、住宅部分の居住環境を大幅に改善しています。

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2階には階段を上がった中庭上部のホール3帖部分を介して、
2寝室を分けて作り、両親の和室からは店舗上部の屋上に
屋根付きデッキと屋上庭園を造り、憩いと収穫の場としています。
屋上庭園は既存の金属屋根の瓦棒葺きを利用して、
折半という倉庫用屋根材を活用したもので、誰でも簡単に、
既存屋根からの雨漏りを回避して屋上緑化をおこなうことが
できるように工夫したものです。
ここでは、穴を開けて塩ビパイプを配置して、
蛇口に接続した簡易の給水装置を完備しています。

折半による屋上プランター製作レシピと実践例はこちらからご覧ください。

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ホールの窓下壁からはテーブルと2脚ベンチが展開できるように
なっていますが、一般的に考えると壁に収まることが無駄に思えます。
出したままで良いじゃないかと。
実は、和室への階段の一部を引き出すとベットが出てきて、
ここに姉妹の方が泊まるときのベットスペースとなっています。
番組上は両親と三女の住まいですが、家族の要望を満たすために
考えられた工夫で、この辺りは番組構成上と実際の使い勝手を
上手く調整できるようにする技量も求められるので、こちらも鍛えられます。

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このホールにはトップライトがありますが、
その日射量を調整するための発泡ビーズと既存の障子を組み合わせた
断熱性のあるトップライトや階段からホールへの出入り口となる
引き戸には、ツインカーボと呼ばれる2層ポリカーボネート板に、
富士山が表現されていますが番組ではスルーでした。

それぞれ意味のある工夫でしたので、
他の物件でそれに見合う箇所で採用して放映される日の目を見ています。
両親の寝室下の畳収納や娘さんの寝室の引き出し型クロゼット、
窓下クロゼット、造作ベット下からさらに追加ベットが引き出されて、
姉妹のお子さんのベットになるとか、狭いながらも
姉妹の方が泊まりに来たときにも対応できる工夫が満載です。

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by atelier-m-archi | 2018-07-31 21:28 | 劇的ビフォーアフター | Comments(0)

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・所在地:東京都文京区根津
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:40.47 m2
・延べ面積:53.59 m2
・2階建リフォーム
・竣工:2007年5月
・構造:在来工法
・施工:泉谷工務店

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築40数年、敷地面積12坪に建つ16坪の
住まいの耐震補強及び全面リフォーム。
建ぺい率60%容積率300%、既存の1階床面積が8.5坪ですから、
リフォームするためには1坪以上減築しなければなりません。

しかしながら連なる同じ広さの敷地を見渡すと
どう見ても建ぺい率・容積率オーバーの3階建ての住宅が続く。
大都市圏の元長屋がそれぞれ切り離されたような
狭小宅地にありがちな既存不適格建物・・・
というよりも、確認申請無しの違反建替工事。

建て主さんにその旨をお話しするが、
周りがあそこまで建っているので何とかなりませんか・・・と。
さすがに一級建築士として違反建築を設計することはできず、
では相談だけでもと区役所に出向く。

住所を言っただけでこの地区の現状をよくご存じの様子。
今回の住まいの目的である、耐震補強をおこなう
リフォームのお話しをすると・・・
こうして正直に相談に来られた方が不利となることは
避けたいので、耐震補強を目的として既存2階建てでの
リフォームであれば(3階建てにしない)
確認申請の必要はありませんと、まさに大岡越前裁きの見解をいただく。

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やはり正直さは大切なことですね。
こうしたリフォームでは既存図面が無いことが多く、
まずは既存図面を描いてからリフォーム案を作成して、
それに基づいて構造計算をおこないます。

基礎は既存基礎周囲にベタ基礎を追加し、
内部にも基礎を新設して、ホールダウン金物を設置して
現行基準に合う耐震補強をおこないます。
ここでは耐震等級2(基準×1.25倍)以上としています。

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また、2階部分下には柱を追加できないので、
鉄骨により上部荷重を階下の柱に伝えるようにし、
さらに既存瓦屋根から金属屋根に変更して上部荷重を減らしています。

こうしたことも構造事務所と連携して、臨機応変に対応することで、
狭い室内空間を最大限に活かせるような補強としています。

道路側の6帖和室に階段室を取り込んで7.1帖の広間として
ソファコーナーを設け、その対面に収納階段と
その下に食堂コーナーを組み込み、それに連続する
厨房を加えて、住まいの対角線上に広がりを持たせています。

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造作による食堂テーブルは普段は1400mmですが、
来客時には、さらに300mm広げることができます。

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以前は台所と兼用だった脱衣場は、
独立した洗面ユーティリティと便所を設けています。
洗面タオル収納と厨房の電子レンジ置場は
55cm角のスペースを縦に組み合わせた効率的な収納、
窓のない洗面ユーティリティには広間の光を便所高窓から導くなど、
充実した収納と明るさのある生活空間を創り出しています。

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祖母室には畳ベット収納と2つのクロゼット、
仏壇置場と作業机を設ける共に、建て主からの要望で
万一の時に北側に脱出できる引き戸があります。
また、ベット脇の通風窓と入り口の回転欄間で、
自然通風が取れるようになっています。

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2階の寝室と書斎は小屋組を現した勾配天井と下屋上バルコニーを追加して、
それぞれを引き戸で仕切ることで明るさと通風と広がりある空間となっています。

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1.解体工事
2.基礎補強工事
3.躯体補強工事1
4.躯体補強工事2
5.電気設備工事
6.造作工事
7.建具金物工事
8.造作家具工事1
9.造作家具工事2
10.完成
11.玄関扉
12.引き戸


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by atelier-m-archi | 2018-07-18 17:25 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

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朝日放送の大改造!!劇的ビフォーアフターという番組によって、
リフォームという言葉が世の中に浸透したように感じます。

番組のおかげで様々な条件のリフォームを経験させて頂く中で、
コスト・構造・住まい方について貴重な経験をさせていただきました。
番組放映後は、様々な問い合わせを頂くわけですが、
一口にリフォームすると言いましても、
なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。

今回は、その問題点を少し整理して、皆さんの判断の
一助としていただければ、幸いです。
まずリフォームを考えるときの段階として、大きく3つに分けられると思います。

1.生活環境の変化に対応するための内装や設備の
 更新を目的としたリフォーム。

2.来たる大地震に備えて、最低限、倒壊しないような
 耐震補強を前提とするリフォーム。

3.大地震に遭遇しても、その後に住み続けられる住まいを目指すリフォー ム。

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ケース1.生活環境の変化に対応するための内装や
    設備の更新を目的としたリフォーム。

これは、基本的な構造が現在の新耐震基準に適合した
建物ということが前提になると思います。
つまり、1981年(昭和56年)の新耐震基準以降に建設された
2018年段階では築37年以内の建物ということが一つの目安になります。

しかし当然のことながら、内装を剥がした後に構造、
主に接合部や筋交いが手順通りに施工されているかを
目視でチェックすることが大事です。

また、既存壁を撤去して広い空間にする場合は、
撤去後の耐力壁の壁量で構造計算を検討し直して、
追加の補強をすることになります。
築年数の古い住宅をこの視点でのみリフォーム使用とすることは
避けるべきで、耐震補強とセットで考えるべきだと思います。

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ケース2.来たる大地震に備えて、最低限、
    倒壊しないような耐震補強を前提とするリフォーム。

これは、築37年以上の古い建物で、早急に耐震補強する
必要がある場合ですが、予算の制約から大々的な補強まで
手が回らないケースが考えられます。

基礎自体がない、外周のみ基礎があるが無筋(鉄筋が無い)、
基礎は一応あるが現在の基準に適合しない。いずれの場合も
基礎からやり直す必要があるのですが、そこまで予算はかけられない。

ではどうするかといいますと、上部構造が倒壊しないよう
筋交いを増やしたり、構造用合板を張り増して、
在来を箱のように補強して倒壊しないように工夫します。

また、屋根が瓦の場合は金属板 に変更して柱・梁にかかる
荷重を軽くしてやることも有効です。
現在は免震・制震ダンバー式の製品が数多くあり、これを利用する手もあるでしょう。

しかしながら、これですと基礎が破壊されたり、
補強した一部躯体部分は大丈夫でも、地震後に建物にダメージが残り、
その後住み続けるためには、再度基礎や躯体補強をおこなうことになります。
つまり、資産価値はそこでなくなってしまう可能性が
高いリフォームとなってしまいます。

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ケース3.大地震に遭遇しても、
    その後住み続けられる住まいを目指すリフォーム。

これは2.のケースで、基礎・木造部分を併せて補強をおこなうことで、
地震後も住み続けられる資産価値の残るリフォームをおこなうこと。

言葉を聞けばこれが一番と誰もが思われるでしょうが、
これではかなりのコストを覚悟しなければなりません。
通常、リフォームを考える場合に新築するのとどちらが
有利かと検討すると思いまが、ビフォーアフターでおこなわれる
物件の大半では、リフォームしか選択肢がありません。

これは現在の建築基準法に適合していない既存不適格建物と
呼ばれる住宅が多いからです。
実はこうした住まいは、大都市圏の住宅密集地域と呼ばれる
地区に数多く存在しています。

公道に2m以上接していない、本来の道路に接していない
(私道、無接道)、建て替えると大幅に建物を
小さくしなければならない(建坪率、容積率超過)。

これらは、1950年(昭和25年)の建築基準法施行前に
存在していた築68年以上の建物に多く見られます。

このようにリフォームを取り巻く状況は複雑です。
子どもが独立して、それを踏まえて今後の夫婦だけの
生活を考えるというケース1.のようなリフォームは
稀であるかも知れません。しかし、逆に1.しか頭になかったということも多いのです。

皆さんの目指すリフォームとは、どれにあたりますでしょうか。

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by atelier-m-archi | 2018-07-08 10:57 | リフォーム設計 | Comments(0)

伊豆の森の中に囲まれて、森の中に住まうだけではなく、
5mの巨大な水槽で淡水魚や水生生物を成育させて、
予備の水槽まで増設して、別荘からの斜面に小径を造り、
そこには、畑まで造って野菜づくり。
存分に森の中の生活を満喫する別荘。

沖縄の海岸沿いに建ち、
そこはまるでプラベートビーチ。
堀座卓の和室広間とバーベキューデッキ、
厨房、玄関、浴室すべてが海に向き合う。
敷地内を流れる水路を渡るブリッジの向こうには、
赤瓦の離れのあるプライベートな庭も海に向かい合う。
沖縄の海に向き合い、その自然と一体化する別荘。

山と海に向き合う別荘のお話し。

・静岡・伊豆高原の別荘:129.18m2 2016年5月
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・沖縄・恩納村の別荘:153.66m2 2015年8月
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by atelier-m-archi | 2018-07-02 16:29 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

大型住宅の住まい感

面積が大きい、いわゆる広い住まいでは、
一見すると色々な要望をかなえられそうですが、
そこには住まい手それぞれのこだわりの部分が多くあり、
ただ単に大きい住まいということはあり得ません。

私のアトリエでも、よく聞く話ですが、
ハウスメーカーでは、40坪の住まいのそれぞれの居室が
大きくなっただけの70坪の住まいといった風に、
部屋が大きくなっただけの住まいしか提案されず、
魅力的な住まいにならないんですよ・・・と。

ここには、ゆとりのある住まいだからこそ、
活かすべき生活空間の提案が多く含まれています。

・富士・吉原の家:171.28m2 2011年12月
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・静岡・大谷の家:300.25m2 2009年12月
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・静岡・千代田の家:378.73m2 2007年8月
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・静岡・国吉田の家:314.88m2 2003年1月
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・静岡・駿河台の家:155.45m2 2002年11月
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・静岡・池田の家2 :289.79m2 1998年5月
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by atelier-m-archi | 2018-06-16 15:15 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

延べ面積100m2の住まい

延べ面積100m2以下の住まいでも、
さまざまな工夫次第で、4人家族のための
狭さを感じない広がりある生活環境が実現できます。
空間の豊かさと家族の気配を感じる住まい、
そんな住まいがここにあります。

それぞれのリンクから住まいごとに写真と解説をご覧いただき、
皆さんの住まいの参考になれば幸いです。

・広島・呉 木香の家:99.96m2-2016年5月
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・静岡・池田山の家:99.36m2-2014年3月
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・浜松・曳馬の家:79.54 m2-2011年6月
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・静岡・岩本本町の家:71.36m2-2010年5月
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・浜松・鴨江の家:98.39m2-2009年4月
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・静岡・城東町の家:94.70 m2-2004年9月
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by atelier-m-archi | 2018-06-11 11:30 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

静岡・小鹿の家

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・所在地:静岡市小鹿
・主要用途:専用住宅
・敷地面積: 96.60 m2
・延べ面積:116.81 m2
・2階建て
・竣工:2004年3月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設

いわゆる旗竿宅地と呼ばれる道路から3m幅の敷地延長から
奥に敷地がある形状で、なおかつその部分は変形の台形をしていて、
実質の建てられる敷地は23坪ほどの広さ。周囲に建物が密集して、
唯一南側がマンションの駐輪場前で陽当たりがあるものの、
その部分が一番敷地幅の狭い4.9mほどという条件の悪い敷地でした。

ここに4人家族の明るい住まいをいかに創り出すかが大きなテーマです。
建物は敷地形状なりの一片が平行でない変形台形に片流れ屋根を
掛けたボリュームを切り取っていますが、平行でない壁が、
かえって内部に広がりを与えています。

ガルバリム鋼板で覆われた外観には、
各開口部すべてに特注の庇が付き、南側のバルコニーは持ち出しの
袖壁と屋根に覆われたプライバシーの高くなる工夫があります。

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南側に広間と吹抜と2.2mの開口部を上下に設けて、
南からの光を住まい内部に深く導いています。
この吹抜には南バルコニーへの通路が延びていますが、
光を妨げないように厚10mmのポリカーボネート製の
透明な床となっています。
ここは照明があり夜には照明ルーバーの役割も果たします。
またバルコニー床もグレーチングとして、
冬の陽射しをできるだけ邪魔しないように取り入れることを考え、
夏の日差しと西日は、屋根と袖壁でカットするようにしています。

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この広間・厨房・食堂は、通路と収納階段部分も取り入れることで
20帖の広さがあります。また玄関脇から広間への通路壁面には
クロゼットや収納があり、これとは別に、厨房→洗面ユーティリティ
へのサブ動線を確保して、1階部分に回遊できるようにしています。

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2階には主寝室と子供室2室がありますが、
いずれも造作ベット・クロゼット・ロフト収納・ハシゴが用意されています。
主寝室のベット間には板を渡すことで、畳コーナーのようになる
畳ベットとなっています。

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片方の子供室は2階部分で2m幅しか取れていないですが、
ベット・机・本棚・クロゼットが用意された勉強・就寝スペース
と位置づけ、ロフトは遊びコーナーとして上下に分けていて、
玄関前に跳ね出した特徴的な外観を創り出しています。

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洗面所には出床としたトップライト兼収納スペースが、
2階便所にも出床としたトップライト兼洗面があり、
密集地でも昼間は明かりいらずの生活環境となっています。
鋭角北コーナーが洗い場にある浴室は、そこをベンチと
トップライトに活用して、こちらも明るさが確保されています。

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d0360702_18411444.jpg






























内部床はメープルフローリング、壁・天井は、OSB合板素地貼りを
標準としつつ、広間・厨房や一部壁はルナファーザーAEP塗り
としています。広間・食堂には温水床暖房が設けられています。
外部のデッキと米杉板張り塀のおかげで、広間の延長空間として
唯一の南庭をより活用できるようにしています。

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by atelier-m-archi | 2018-05-24 07:31 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

静岡・城東町の家

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・所在地:静岡市城東町
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:113.09 m2
・延べ面積:94.70 m2
・2階建て
・竣工:2004年9月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設

静岡市中心部にある計画地はもと駐車場であり、
西側は隣地境界から15cmで全面に隣家が接して、
以前の長屋だった一端が垣間見えます。
南側は木造の平屋建てのため、陽当たり抜群の敷地に見えますが、
近隣情報から近い将来建て替えが行われると判断しました。
そうなると、この敷地の日当たりは周辺状況から判断して
望めないので、そこを見越して住まいの計画を考える必要があります。

28坪・4人家族の住まいは凹型のコートハウスとなっています。
この計画では、南側の建て替えにより、庭を空けて日当たりを
確保するとは困難となるため、建物を南側に寄せることで、
幅わずか2mの中庭ですが奥行き7mまで確保して、
住まいの隅々まで光が取り入れられています。

外観は、ガルバリム鋼板とサイディングの黒色と杉材の
コントラストが映えますが、この中庭周りは白色として、
光の反射を住まいの奥深く取り入れるようにしています。

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中庭を介して広間とダイニングキッチンが向き合っているため、
外部からの視線を気にしないで生活することができます。
広間の吹抜壁面にはご主人こだわりのAVラックが作られて、
テレビやオーディオ・スピーカー、レコード/CD/DVD置場
となっています。またこの吹抜は将来の増設子供室で、
階段脇の1帖ほどの書斎コーナーのルーバーが扉位置になります。

通風・換気用の高所操作可能な高窓と中庭を介しての光で、
広間の明るさは十分という判断をしていましたが、
計画中にどうしても明るさが気になるという建て主の要望で
トップライトを設けました。
住まいの計画中には、南側平屋の解体・建て替えが始まりましたが、
結果的には中庭からの光で十分な明るさでしたという
建て主からの後日談があります。

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この光は中庭→通路→洗面ユーティリティへと導かれて、
通風用のスリット窓しかない洗面所を明るくし、
地窓から風も呼び込めます。

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駐車場奥には勝手口があり、その手前の斜めの小さな米杉板塀が
浴室前の植栽スペースであり、
勝手口の目隠し的な役割も果たしています。
外観の特徴的な丸窓は階段室にあり、ここから道路反対側の
遠望の公園の森、その先に富士山を望むことができます。

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造作キッチンは住まい手の要望を具現化した造作オリジナル、
その背後を出床として持ち込み食器収納と造作吊戸棚を設け、
その上部のトップライトからは朝日が差し込みます。
キッチンのレンジ側にはステンレス板の油はね防止板がありますが、
これを横に倒すとサイドテーブルになります。
連続するダイニングテーブルには埋め込み式の
ガスコンロが組み込まれて、その東側の窓からは隣地に
庭の緑を借景として取り込んでいます。

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中庭の南側には米杉板張りの目隠し塀を造ることで
この中庭の独立性を高めていて、
そこに植えた小さな株立ちのヒメシャラが
四季の彩りを加えてくます。
上部に設けられたルーバーにはガラスの屋根や
物干しフックが用意され、また2階の開口部2カ所には
布団干しバーもあります。

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フリールームと呼ばれる子供室は勾配天井と
上下の開口部がありますが、これは将来の二人部屋とした時に
上部ベット下部勉強机の既製品を想定して
窓の配置が考えられており、数年後の購入後に、
本来の子供室として活用されています。

内部床はメープルフローリング、壁・天井はOSB合板素地貼り
を標準とし、ダイニングキッチンはルナファーザー
AEP塗りとしています。広間、ダイニングキッチン、
洗面ユーティリティには床暖房が設けられています。

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by atelier-m-archi | 2018-05-13 21:08 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

浜松・曳馬の家

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・所在地:浜松市曳馬
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:90.96 m2
・延べ面積:79.54 m2
・2階建て
・竣工:2011年6月
・構造:枠組壁工法
  (信州材桧使用国産材枠組壁躯体)
・施工:常盤工業

浜松市の閑静な住宅街の一角にある台形型変形敷地27坪に
4人家族の住まいを計画する。
規模・予算共に非常にタイトであるため、無駄を省いた
敷地形状そのままを建物外形として、それを片流れ屋根の中に
収めていますが、変形地ゆえの平行でない壁が
建物内部に広がりを与えています。

1階には2.7m奥行きのポーチ兼ガレージを設けて、
雨が降っても後席は玄関先に直接降りられます。

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主寝室は5帖ほどで壁も斜めで普通のベットが入らないため
下部収納付き造作ベットを2つ設け、また床を250mm下げて
天井高さを2.6m確保つつ、2つのクロゼット上部にも
収納スペースを創り出し、収納量を確保しています。

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1170mm幅しかない洗面所ですが、トップサイドライトと
幅15cm高さ90cmのスリット窓で、明るさと風通しを確保しています。
また洗濯機脇に幅31cm奥行66cmスライド式タオル収納
が用意されています。

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2階のキッチンにはサービスバルコニーを用意し、
対面する広間は造作テーブルと収納付き畳コーナー、
カウンター棚によって色々なレイアウトで生活シーンをサポートします。
6.5帖の子供室は幅2.7mのクロゼット付き、中央に既製品の
二段ベットを置き、その両サイドに造作机を本棚があって、
適度な距離を保っています。
付属する幅4mのバルコニーは1.4mの屋根の中にあります。

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この建物の形状は、『静岡・岩本本町の家』に類似していますが、
オープンハウスを見学して、この住まいが良いということで継承しています。
内部床はメープルフローリング、壁・天井は、OSB合板素地貼りを
標準としていますが、広間の勾配天井や厨房はナファーザー貼り素地張りで
全体の明るさを確保しています。
また洗面所はホタテペイント塗で調湿性能を加えています。
浴室外部には上部サービスバルコニー下を活用した坪庭と目隠し塀があり、
浴室から連続した広がりがあります。

駐車場アプローチは砂利敷き・コンクリート平板に住まい手の発想による
珊瑚砂利で構成され、1年後には枕木とサツキツツジが加えられ完成しました。

またこの住まいは、信州材による国産材枠組壁工法開発補助事業の
試行建設プロジェクトに認定されて、その構造躯体の2×4材には
信州桧が使用されており、構造構成でも
『静岡・岩本本町の家』と同じ思想で成立しています。

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by atelier-m-archi | 2018-05-03 12:29 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)

静岡・岩本本町の家

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・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:77.36m2
・延べ面積:71.36m2
・2階建て
・竣工:2010年5月
・構造:枠組壁工法
(信州材赤松/唐松使用国産材枠組壁躯体)
・施工:久保田建設

静岡市中心部に位置する敷地は、
間口4.5m奥行18mの細長い敷地。
西側は同規模の空き地がありますが、東側は隣家が
ほぼ境界線上に建っており、屋根の樋部分は越境している
ような状況でしたので、住まいを考える上で、
どのように施工するかも重要なポイントでした。

前面道路側に2台駐車場を取り、その奥に間口3.6m・
2層ボリュームの箱型を収めて、その吹抜の一部に
2階を配するシンプルな平面・断面計画として、
その中に必要な諸室を配置しています。

南面から取り入れる陽射しを建物奥まで引き込むような
最大の開口部を設けつつ、玄関ポーチの庇兼夏の日差しと
西日をカットする袖壁付き屋根が1.4m跳ね出しています。
中空にある梁と柱は、将来的にバルコニーを増設するために、
あらかじめ用意されています。

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ワンルームのLDKと階段収納の吹抜には、
通路と透明ブリッジが取り囲んで南への通路が明るさを
邪魔しないように考えられていて、道路向こうにある高校敷地の
街路樹の緑が住まいに取り入れられています。

キッチンと並びの食堂造作テーブルは、
椅子と収納付き畳ベンチが壁側に南面まで伸びていて、
一部はソファの役割も果たしています。また食卓脇の階段下には、
テレビ・オーディオ機器や収納となっています。

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d0360702_14034972.jpg






























L=2500mmのキッチンでは作業スペースが限られるために、
レンジサイドに油跳ね防止のステンレス板を設けて、
それを横にすることでサイドカウンターとしています。
また壁付レンジフードのための補強垂れ壁を造り、
独立型フードのように扱うことでコストダウンを図りながら
奥行き空間の広がりを確保しています。

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1階奥にある個室には、造作ベットと机・クロゼットが用意されて、
洗面ユーティリティ・浴室へ連続しています。
2階のワンルームの広間吹抜面は、全面開口部となっており、
両側が扉、中央が腰付き通風用引き違いとなり、
採光・通風・遮蔽のそれぞれの役割の透明・不透明ポリカーボネート
で構成され、その個室には2.5m巾クロゼットが設けられています。

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内部床はメープルフローリング、壁・天井は、OSB合板素地貼りを
標準としていますが、浴室・洗面ユーティリティは
明るさとゆとりを求めて、ナファーザー貼り+ホタテペイントによる
調湿空間と連続する浴室としています。

この住まいは、信州材による国産材枠組壁工法開発補助事業の
試行建設プロジェクトに認定されて、
その構造躯体の2×4材には信州赤松と唐松が使用されています。

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by atelier-m-archi | 2018-04-12 14:26 | アトリエMアーキテクツ | Comments(0)